小天体の地球、月への衝突27億年前にもあった? [天文]
月や地球に小天体が集中的に衝突したのは41億年前から38億年前と言われいたが、今回、北大や広島大の研究チームが発表したところによると、27億年前にも小天体の激しい衝突があった。
これは地球上での38億年前の生命の誕生後の出来事にあたり、その当時に既にあった原始生命体は激しい小天体の衝突の影響にも耐えたことになる。
今回の研究は、2006年にモロッコに落ちた月起源の隕石を大型放射光施設で調べ、40万気圧以上で合成された物質を検出した。これは小天体の衝突以外には起こり得ない。生成時期は27億年前と判明した。