南極大陸の海氷が増加!温暖化の影響 [時事ネタ]
南極大陸周辺の海氷はここ数年で拡大している。その原因は地球温暖化であるとが発表した。
南極では「棚氷」(氷床が海にせり出した部分)が地球温暖化の影響で崩壊している。その融解して生じた淡水の行方を解析した。
解析の結果、南半球の水深100〜200メートルまでの海面近くに塩分濃度の低い層が、秋から冬にかけて形成され濃度の高い海水はその下層に沈んでいる事がわかった。
これは塩分濃度の低い海水程凍り易く、南極大陸周辺の海氷が増加する原因になっている。
日本の南極観測船「しらせ」が昨年から2年連続で厚い海氷が原因で昭和基地に接岸を断念している。
北極海では海氷面積はここ10年間で5.3%減少しているが南極では1.9%増加している。
今回の淡水の解析結果は、この現象の説明にもなっている。
写真:オランダ王立気象研究所