ツール・ド・フランス100回記念大会 埼玉で開催ヘ [スポーツ]
世界的に有名な自転車ロードレースの「ツール・ド・フランス」が今年で100年目になる。
その記念として、100回記念大会が今年の10月に埼玉県で開催されることとなった。フランス側の主催者とさいたま市が協議して後日正式に発表される。フランスを含めた周辺国以外で同大会が開催されるのは大会史上初めてとなる。
開催者のアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)社は以前から記念大会の国外開催場所の検討をしていた。
埼玉県側が昨年から誘致に乗りだし市長が現地でレースを観戦後、ASO社の幹部と対談、その後は市の外郭団体「さいたまスポーツコミッション(SSC)」が交渉を続けてきた。
埼玉県は県人100人あたりにつき76台の自転車保有率で全国一位。県内は平地が多く自転車では走りやすい地形である。埼玉県は今後も継続開催の方向で検討している。
本大会は毎年6〜7月にフランス及び周辺国で開催されるが、10月開催予定の埼玉では同大会の上位30人と日本人選手20人が出場するオールスター大会になる予定である。ルートは埼玉新都心を中心にした3〜5キロを基本としたコースを周回するクリテリウム方式を予定している。
「ツール・ド・フランス」と言えば日本人初出場となった今中大介氏以降、数人の日本人が出場しているが、昨年の99回大会では新城幸也選手が敢闘賞を取り初の表彰台となり日本国内でも大いに盛り上がったのは記憶に新しい。
自転車レースの最高峰がエキジビジョンとはいえ国内開催されることは、昨今の国内での自転車ブームにも一層拍車を掛けることになりであろうし、また自転車レースというものへの注目度も上がるであろう。