パンスターズ彗星が太陽に3月10日に最も接近! [天文]
2011年の6月にハワイのパンスターズ望遠鏡で発見された「パンスターズ彗星」は今年の3月10日に最も太陽に接近する。
太陽との距離に応じてコマや尾が大きくなる。3月ころでは肉眼でも観察が可能ではないかと期待が高まっている。
一般に彗星のコマや尾の明るさや見え方の予想は困難で、その予測値にはばらつきがある場合もある。
パンスターズ彗星の起動は惑星間の重力の影響で放物線を描いていて今回の太陽接近のあとは二度と戻ってこない彗星であると予想されている。
今回が最後のチャンスだ。
観測される方向は、3月では日の入り後の西の空で。3月下旬から4月上旬では日の入り後の西の空、日の出前の東の空の一日2回観察できる。
太陽からの距離が少ないため観察条件としてはあまり良くないが春の夜空に彗星を探してみよう。
画像:国立天文台